DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

提出間近か

修正に修正を重ねていた博士論文ですが、本日ついに指導教官より「You are done」という言葉を頂きました。変な意味ではないとすると、今月末くらいには提出できるはずです。最後の関門は長さ。上限が8万語のところ、現時点で8万9千語くらいなので、10%ほどカットしなければいけません。オーバーしている自覚はありましたが、せいぜい1000-2000語くらいだと思い込んでいました。図表が合わせて1万5千語以上あったのが誤算でした。しかし経験的に削るのは足すよりも簡単なので、削れるところを削っていけば何とかなるだろうと思っています。


この2-3週間はケンブリッジ大学では年度末で、学部生・修士の学生は試験に明け暮れていたようです。Collegeの図書館も満席に近い状態が続いていましたが、試験期間が終わると同時に学生は来なくなり、好天気とも相まって図書館は閑散とした日々が続いています。これは例年通りの光景で、試験とは特に関係のない私のような学生にとっては快適な時期です。さてその試験ですが、結果は試験単位ではなく、全教科をまとめた形で、Senate House(議事堂?)に学科ごとに掲示されます。一枚のA4紙に、Class I、Class II、Class IIIと書かれており、それぞれの下に学生の名前が記載されています。Class Iが最も良い成績で、Class II、Class IIIと続きます。Class IIは更にDivision 1とDivision 2に分かれます。一般に、最終学年の成績がトータルでClass II Division 1(2-i)以上であると就職は大丈夫だそうです。