DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

2014-01-01から1年間の記事一覧

Congregation

昨日はケンブリッジに戻り、Congregation(卒業式・修了式)に出席しました。以前も述べたように、ケンブリッジ大学では学位確定後、正式にはCongregationに出席又は欠席して修了する意思を表明して初めて学位が授与されます。Congregationへの出席は基本的…

Michael McCarthy先生へのインタビュー

今年度の『英語教育』には「言語教育研究の最前線」という、日本国外の著名研究者にインタビューを行う連載がありますが、現在発売中の6月号では私が語彙研究やコーパス研究で著名なMichael McCarthy先生にインタビューを行っています。英語教育 2014年 06月…

対数変換と一般化線形モデル

免責事項 以下は私がここ一ヶ月強ほどで学習した内容ですので、誤っている可能性があります。誤りを発見された方はご指摘を頂けると嬉しいです。 主旨 Rで以下の二者は同一のモデルを構築すると思っていたのが、間違っていましたという話です。 1. lm(log(y)…

PhDの学位取得が決定しました

標題の通りです。博士論文周りは一ヶ月半ほど動きがありませんでしたが、修正が認められたので製本したものを提出してくれとの連絡を3月3日に受けました。翌日(4日)に製本を依頼し、香港から帰英後の11日にそれを受け取り、即日ケンブリッジ大学に送付、13…

Asia-Pacific Corpus Linguistics 2014

香港理工大学で行われた標題の学会に参加しました。私がケンブリッジで所属していたHughes HallというCollegeが香港大学卒業生のみが応募できる奨学金制度を設けており、その制度を利用してHughes Hallには毎年少なくとも二名の香港大学卒業生が所属していま…

trigram以上へのMIスコアの拡張

昨年International Journal of Corpus Linguistics誌にNaixing Wei氏とJingjie Li氏による、MIスコアをtrigram以上のn-gramに拡張するという論文が掲載されました(こちら)。読んでみて面白そうだと思ったので、Rで実装しました。以下で公開しています。par…

R. Harald Baayen氏の講演とEnglish Profile Research Seminar

2月6日(木)・7日(金)とケンブリッジに戻り、R. Harald Baayen氏の講演×2(木)と毎年恒例のEnglish Profile Research Seminar(金)に出席してきました。氏は当ブログでも何度か触れていますが、混合効果モデル等の複雑なモデルを言語研究に用いられた、…

修正版を提出

クリスマス休暇中に博士論文を修正し、一週間ほど前に修正版を内部審査員に送りました。これでOKが出て、大学と大学図書館に製本した論文を提出すれば、学位が確定します。現時点で博士論文を含め、学位に関してこちらが行わなければいけないことはありませ…