DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

海外でPh.D.を目指す理由

研究者を志すのであれば、PhDは国外で取りたいと修士に入学する前から考えていました。理由は主に
1. 私の分野の(少なくとも周囲の)研究者はほぼ例外なく国外で学位を取得していること
2. 国外の大学院には優秀な学生が集まる可能性が高く、その中で勉強したいと考えたこと
です。


1に関して言えば、英語教育やSLAの分野で修士号・博士号を共に国内で取得し、現在研究職に就かれている方を私はほとんど知りません。中高の現場で長く勤めてその後に大学教員になる、というパターンはあるかもしれませんが、ストレートドクターからそのまま研究職を目指す場合、国外で学位(特にPhD)を取得することは、一つの登竜門と呼べるのではないでしょうか。


2に関しては、1のような事情から、海外(と言っても分野が分野ですので英語圏となりますが)の大学院には優秀な学生が集まる可能性が高いと言えます。研究職を目指すのであれば、その中で自分がどれくらいやれるのかを知っておきたいです。また自分は周囲に影響を受けやすく負けず嫌いでもあるので、優秀な人材に囲まれれば自分を伸ばすことができると考えています。そしてその中で切磋琢磨することにより、研究者としてやっていく自信が付くことを望んでいます(まだ留学すら決まっていませんが・・)。