DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

学食事情

ご存じの方も多いかもしれませんが、私は全くと言って良いほど自炊をしません(しできません)。学部時代は外食産業に貢献し、修士+D1時代は積極的に学食の売上を伸ばしてきました。そのためこちらで生活を始めるにあたり解決しなければならなかった問題の一つが、「どこで食事を摂るのか」でした。


引き続き自炊をしないとすると考えられるのは前例に倣い
・外食
・学食
ですが、前者はそもそも国外で吉野家松屋のように一人で入れるレストラン(?)はファーストフード店を除いてあまり見たことがありません。イギリスの外食事情については知識がありませんでしたが、おそらく似たり寄ったりで、外食を続けるのは難しいだろうと考えました。そして実際にそうだと思います。一人で入れる外食店はマクドナルドくらいしか今のところは知りません。


従って後者の学食が食事処としては有力となるわけですが、こちらも他国の大学に通ったことはそれまでなかったため、大した知識はありませんでした。しかし食事は着いた直後から摂る必要があるので、生活が落ち着くのを待ってから学食について調べる、というわけには行きません。仕方がないので渡英直前にケンブリッジ大学の学食について簡単に調べたところ、University Centreというところがあることがわかりした。この中には複数のレストランが入っており、その中の一つであるMain Dining Hallはイギリスにしては値段もそれほど高くなく、昼食・夕食はそこで食べられそうでした。


そこで渡英してからしばらくはこのUniversity Centreで食べていたのですが、どうも客層が学生ではなく、どちらかと言えば地域の方々のようでした。当初はまだ授業が始まっていないからかと思っていたのですが、それにしても学生がほとんど見当たらないと言うのは奇妙でした。ほとんど全学生が自炊しているというなら説明がつきますが、ケンブリッジ大学ほど大規模な大学だと自炊しない(orできない)人がいてもよさそうです。


その謎の答はCollegeにありました。どうやら各CollegeにはそのCollegeに所属してる学生しか利用できない学食があるらしく、そこで昼食・夕食を摂れるということです。試しに行ってみると、そこには学生が大勢おり(と言ってもCollege単位なので30-40人程度ですが)、いわゆる学食であることを感じました。値段もUniversity Centreよりもさらに安く、味も(これはCollegeに依るようですが)悪くありません。


そんなわけで、最近は基本的にCollegeで食事を摂ることにしています。Collegeの食事は以下のような感じです。

昼食(£3.65≒530円)



夕食(£4.35≒630円)


しかし昼前後にDepartmentで用があると、Collegeに行って食べることができない場合があります。そのような時はDepartment近くの学食らしきところで食べています。

£4.00(≒580円)


Collegeでは週に一度、Formal Hallと呼ばれる日があり、その日の夕食はウェイター付きの特別なものになります。その分£12と高価なため私はFormal Hallには参加せず、その日の夕食のみUniversity Centreで食べています。

£5.60(≒810円)


週末は土曜日の昼はCollegeで、日曜日の昼はUniversity Centreで食べていますが、夕食を食べられるところは今のところ発見できていません。従ってスーパーで買ってきてAccommodationで食べるか、マクドナルドに行くかしています。Accommodationで食べるのは億劫ですし、マクドナルドは体に悪そうなので、週末の夕食はどこか開拓したいものです。