DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

Hat Club

Hughes Hallでは隔週でhat clubというイベントがあります。これはHughes Hallに所属するPhDの学生が専門外のオーディエンスに向けて自身の研究を発表するというものです。


今週は考古学研究科の学生による、「The Rock Art of Valamonica, Italy」という発表でした。芸術と名の付くものにはおよそ縁がな(く興味もな)い私ですが、このような機会でないと自分の学問以外の学術的トピックに触れる機会がないため、参加してみました。すると私のこれまでの偏った「考古学」や「Art」というイメージからは随分と離れた内容で、予想外に面白かったです。具体的には、rock art(岩の上に描かれた古代の絵)がある場所を「見渡しの良い場所」「水からの距離(だったかどうかうろ覚えです)」など多くの変数を用いてモデル化し予測するというもので、その過程でベイズ統計やモンテカルロ法などの統計手法が用いられていました。惜しむらくは専門外の英語はやはり難解で、話がそれほどは理解できなかったことです。こういった多少専門的な内容でも理解出来るだけの英語力を身につけたいです。


WSDCはR8でタイを下し、二勝となったようですね。過去四年間の最高成績を収めることができて良かったです。来年はスコットランドで開催されるようなので、応援に行ければ行こうと思います。