DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

BAAL Language Learning and Teaching SIG

標題のイベントに参加してきました。同じBAALのSIG(部会?)とはいえコーパス言語学よりも言語習得・教育に興味のある人の方が多いためか、言語習得・教育SIGでは年に一度、二日間に亘る学会を開催しています。今年はオックスフォード大学で開催されたため、Varsity(3月)→観光(5月)→今回とはや今年三回目のオックスフォードへの旅行となりました。こちらへ来てから二年間は一度もオックスフォードへは行かなかったのに巡り合わせは不思議なものです。これまではいずれも日帰りだったため、オックスフォードでの宿泊は今回が初めてです。バスで片道三時間半と地図上の距離に比べれば長旅ですが、まあバス一本で行けるだけ良いのでしょう。参加者は60-70人程度でしたでしょうか。大半がオックスフォード大学を始め英国内からの参加者でした。


学会の様子や基調講演などについては随時ツイートしましたので、こちらのまとめをご覧ください。


教育がメインの非コーパス系学会に行ったのは日本国外では初めてで、タスクや動機付けの話を久しぶりに聞きましたがこの辺もそれなりに面白いですね。自分で研究することはないかもしれませんが時折この辺りの分野に関してもインプットを受けたいと思っています。


コーパスを活用した研究は一件も聞きませんでした。だから活躍の場があると見るべきでしょうか。しかしコーパスを直接教育研究に活かそうとすると途端に面白みがなくなる印象を持っています。面白いコーパス+英語教育の研究課題を見つけたいのですが。


本学会、来年は7月4-5日にロンドンの大学で開催されるようなので、来年まだイギリスにいるようであればまた参加しようかと思います。