DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

講演会

以前も記しましたが、ケンブリッジ大学では毎日数多くの講演会が開催されています。ただ何もしなくてもそれらの情報が流れてくるというわけではなく、能動的に興味のある講演を探さなければなりません。その時に役立つのがtalks.camという全学の講演会のポータルサイトです。ここでは大学の講演会情報を検索できるほか、登録すれば興味のある講演会が近づくとリマインダーのメールを受け取れたりします。


私が今期少なくとも一度は出席した講演会のシリーズを挙げると


1. Hat ClubHughes Hall
2. RCEAL Tuesday ColloquiaRCEAL
3. NLIP Seminar SeriesComputer Laboratory
4. Cambridge Psychometrics Centre SeminarsThe Psychometrics Centre


の四つになります(カッコ内は主催団体)。1と2には継続的に参加し、3と4は知るのが遅れたため出席できたのは1-2回のみです。ほかにもtalks.camでみつけた以下のようなシリーズは面白そうだと思っているので、来期以降は出席できればと思っています。


5. Statistical Methods for Cognitive PsychologistsDepartment of Experimental Psychology
6. Second Language Education GroupFaculty of Education
7. Assessment PracticeCambridge Assessment


ただいずれの講演会も一回につき一時間程度なので、余程その内容にアンテナが向いていない限りそれほど有益な情報を得られるわけではありません。Hat Clubのように興味・見聞を広げることが目的であればそれでも構わないのですが、NLIPのように「ある程度は身に付けたいが今のところは専門とは言えない」くらいの分野ですと、単体の講演会から得られるものはほとんどないように感じます。せいぜい研究の雰囲気がわかるくらいでしょうか。自学と合わせて今後複数回出席することにより、自分の理解度が上がっていくことを願っています。