DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

講習会

前回は講演会について記したので、今回は講習会の類について書いてみようと思います。講演会のtalks.camに対応するサイトとして講習会にはSkills Portalというポータルサイトがあり、ここでは様々なdepartmentで開講されているtransferable skills講座を検索できます。transferable skillsというのは専門分野を越えて使える技術で、プレゼンテーションやproposalの書き方などがこれに当たります。これらは必ずしもアカデミックな領域に限らず、どこへ行っても社会で使える能力だからです。


私が今期に出席した講習会と言えば、なんと言ってもIT Training Courseです。これはdepartmentではないのですがケンブリッジ大学のComputer Serviceというところによって開講されていて、その講座(によって得られる能力)はtransferable skillの一種と見られています。以下に今期私が出席した講座を挙げてみました。カッコ内は費やした日数と時間の小計です。実際は予定より早く終わることも頻繁にあったのでもう少し短めですが。


MS-Office系(7日間、22時間45分)
Access 2007 (Database Package): Introduction
Access 2007: Further Use
Excel 2007: Further Use (Self-paced)
PowerPoint 2007 for Presentations: Fast Track Introduction
・Word 2007: Moving from Word 2003 to Word 2007


プログラミング系(14日間、45時間45分)
・C: Introduction for Those New to Programming
Python: Introduction for Absolute Beginners
Python: Introduction for Programmers
Python: Further Topics
Python: Checkpointing
・R: Regression Analysis in R
・Object Oriented Programming: Introduction using Python
・Program Design: How to Help Programs Debug Themselves


その他(5日間、10時間45分)
Unix: Introduction to the Command Line Interface
・Web Authoring: Cascading Style Sheets and Tables (Level 3)
・EndNote for Bibliographies: Introduction (Self-paced)
・Web Skills for Researchers: Web of Knowledge


計26日間に亘って79時間15分の講習を受けたことになります。一日欠席したのと予定時間より早めに終わることはあっても遅くなることはなかったのとで、実際は25日間で65時間強くらいでしょうか。それでもRCEALでの授業時間が計13時間、supervisionも6-10時間ほどであることを考えると、60時間以上をIT Trainingに費やしているのは驚き・・・というかやりすぎです。次Term以降はIT Training Courseは少し抑え(と言ってももう出たい講座はそれほど残っていないのですが)、ほかのプレゼンテーションなどの講習会に出てみようと思います。