DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

Word 2007: Mastering Dissertations and Theses

表題の講習会に出席してきました。Cross-Referencingなど、聞いたこと程度はあるものの実際にはあまり使ったことがない機能を多く知ることができ、なかなか有意義でした。Word 2007を持っていないので、Word 2003で同じことをするにはどうすれば良いかを自分で調べなければならないのが面倒ですが・・・。幾つか学んだことをシェアすると(以下はWord 2003での操作方法です)


1. 挿入→参照→図表番号で表や図を挿入すると、あとでList of Figures/Tablesを作る時に楽(挿入→参照→索引と目次、でできる)
2. 挿入→参照→相互参照で、本文中の「Table 2」などの文字を表にリンクでき、表番号が変わると自動的に本文中の表番号も変わる
3. 挿入→ブックマークを使うと、その他なんでもない文字とリンクさせることができる


あたりが論文作成に使えそうです。あとは(添削でよく使う)変更の履歴を残す機能、スタイル設定方法、ドキュメントマップ、ページ番号の付け方などがざっとカバーされていました。


ところで今日気が付いたのですが、私の所属するDepartment(というかFaculty全体)では、博士論文の長さは「参考文献を除いて8万語以内」という指定のようです。随分長いと感じたのですが、同時に「簡潔に」とも書いてあります。これを「簡潔に書いても8万語近くになる博士論文があり得る」と解釈すると、一体それはどんな壮大な研究なのだろうと想像を巡らしてしまいます。実際には「簡潔に」は決まり文句のようなものだと思いますが。


最近は専らRCMに向けてproposal(?)を書いています。10ページ以内で十分と言われているのですが、既に15ページ強になってしまっています。書いて削る方があとで無理矢理足すよりも楽でしょうし、質も高くなりそうなので、一旦書きたいだけ書いてみようと思います。多く書く分には博論の本体に回せるので無駄にはなりませんし。