DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

ITTF Pro Tour Grand Finals

標題の卓球の大会を観戦しに土日にロンドンに行ってきました。以前の反省を活かし、今回は会場の近くで一泊。卓球選手は自国にプロリーグは中国などを除きほとんどないので、基本的に世界を飛び回り転戦します。その主な大会がプロツアーと呼ばれるもので、例えば今年だとここにあるようにヨーロッパを中心にアジア、中東、南米なども含め一年間で16大会が開催されています。そのプロツアーで年間を通して好成績を上げた選手を招待して行われるのが、今回のGrand Finalsというイベントです。オリンピックの前年はオリンピックが行われる場所でGrand Finalsも行われるのが慣例になっているようで、今年はそのためロンドンで開催されました。


木曜日〜日曜日までの四日間に亘って男女シングルス・ダブルスとU21の男女シングルスが開催されたのですが、あいにく私が行けるのは土日の二日間だけ。日本人選手よ残っておいてくれという願いも虚しく、シングルスでは石川選手を除く全員が初戦敗退。その石川選手も金曜日に姿を消していまいました。U21では石川選手が優勝しましたが、その決勝戦も金曜日。日本人選手は観られないのかと思いきや、会場に行くまでチェックすらしていなかったのですが女子ダブルスはどうやら初戦が土曜日とのこと。ということで女子ダブルスに出場していた福原・石川組の三戦(初戦・準決勝・決勝)と藤井・若宮組の一戦(初戦)を観ることができました。福原・石川組は残念ながら決勝で中国ペアに負けてしまいましたが、まあやむを得ないのではないかと思います。


日本人選手以外だと、馬龍・王皓・張継科・馬琳などの名立たる中国勢に加え、私と同じ日本式ペンの使用者というだけで応援したくなる柳承敏(韓国)のプレーも観ることができ、一時覚悟したよりは大分面白い大会でした。


さて、こんなことをしているほど余裕があるのかと問われると、全くありません。今回も卓球を観戦している以外の時間は会場でもsupervision関連の文献を読んでいましたし、ホテルでも午前3時までやはりsupervision関連の作業をしていました。あと一週間でTermが終わるので、それで大分楽になるはずです。次の研究に必要なデータも入手できたので、冬はそれを使って遊ぶ&分析しようと思います。