DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

Corpus Linguistics in the South

標題の団体が開催するワークショップに参加してきました。Corpus Linguistics in the Southとは、ランカスターを中心としたイングランドの北側に比べ、南側はコーパス研究が盛んではないことを受け、イングランドの南の方でのコーパス研究を盛り上げようと2011年に設立された団体のようです。私は初参加ですが、団体としては今回が四回目のイベントだそうです。今回の会場は「in the South」の名に相応しく、ポーツマス大学。ポーツマスイングランドの南海岸沿いにある街です。調べてみると一応ケンブリッジからでも日帰りが可能そうだったので行くことにしたのですが、午前5時前の電車で片道4時間の移動時間は疲れました。往復で8時間弱、実際のイベントも昼食休憩の1時間半ほどを含めて8時間ほどでした。また日帰りだったため、ヒースロー空港よりも南に行くのが初めてで海辺の街だったにも関わらず、観光する時間は一切取れずに帰ってきたのも心残りです。


ワークショップは四つのセッションから成っていました。

  1. Unix for Corpus Users (John Williams, University of Portsmouth)
  2. EXMARaLDA (Extensible Markup Language for Discourse Annotation) (Daniel Jettka, Hamburg Centre for Spoken Corpora, Germany)
  3. CHILDES (Child Language Data Exchange System) (Kevin McManus, University of Southampton)
  4. Sketch Engine: Advanced workshop (Adam Kilgarriff, Lexcom Computing, Brighton)

例によってツイートしましたので、それぞれの内容はこちらをご覧ください。個人的には1と4が面白かったです。3もCHILDESを触ったのが実は初めてで、経験にはなりました。


次回は3月にSussexで行われるそうです。時間とお金に余裕があれば行ってみようかと思います。