DTAL(旧RCEAL)留学記録

2010年1月から2014年半ばまで在学していたケンブリッジ大学理論・応用言語学科でPhDを取得するまでの記録です。

Accommodation-College-Department

標準的なケンブリッジ大学生の主な活動拠点はAccommodation、College、Departmentの三箇所あるようです。Accommodationは要するに住居のことで、私の場合は街の中心部よりも北の方にあります。


CollegeとDepartmentの関係は特に大学院生の場合はなかなか難しいのですが(というか私もよくわかっていないのですが)、Departmentが純粋に勉学・研究の場であるのに対し、Collegeは社交面・生活面が中心です。ケンブリッジ大学の学生は全員が31あるCollegeのいずれかに所属しなければなりません。


私のCollegeはHughes Hallというmatured undergraduateと院生しか受け入れていない所で、街の中心部からは南東に位置します。学部生はCollege単位でadmissionがあるため、彼らに取ってはCollegeは非常に大きな存在ですが、私のような院生に取っては学生証やコンピューターのアカウントをもらえるなど事務面が中心で、それほど存在感を感じることは今のところありません。Collegeはチューター制になっていて、各学生にチューターと呼ばれる大学教員(だと思います)が割り当てられ、生活面や金銭面の、あるいはDepartmentの教員とうまくいかないなどの悩み事を相談できるようです。また各Collegeは独自の図書館を有しており、Hughes Hallでは所属している学生であれば24時間使用できるようです。


私のDepartmentは本ブログのタイトルにもなっているRCEAL(Research Centre for English and Applied Linguistics)で、街の中心部からは西になります。専ら勉学・研究の場で、授業が行われるのもDepartmentの単位です。RCEALには教室や先生方のオフィスのほかに、修士課程学生専用の部屋、博士課程学生専用の部屋や小規模の図書館などがあります。比較的遅くまで滞在して勉強していても良いようです。


ケンブリッジ大学にはこのようなDepartmentの図書館やCollegeの図書館も入れると、計100館以上の図書館があるようです。その中で最も規模が大きいのが全学図書館(University Library:UL)で、日本の国会図書館のように英国内で出版された書籍などが全て収納されているそうです。私はまだ仮の学生証しか持っていないため、入館することができません。



Accommodation-College間やAccommodation-Department間は各徒歩30分弱程度で、College-Department間は徒歩20分程度でしょうか。ULはDepartmentのすぐ近くにあります。Accommodationからはどちらへ行くにも少し歩かなければいけないのが難点ですが、今のところは良い運動だと思って歩いています。そのうち自転車を購入しようと思いますが。